レンタルご利用企業インタビュー
いつから、どのような職務を担当されていますか。
当課の本来の業務範囲を超え、現場の技術向上のため、若手社員のクレーン・デリック運転士免許の学科・実技の指導支援を行っています。当シミュレータを導入する以前は、現場でどのような課題がありましたか?
以前は実機(社内工場のクレーン)で練習していましたが、以下の課題がありました。- 仕様の違い: 社内の実機でも感覚的に試験場に近いものを選んで練習していましたが、やはり挙動が少し異なるのが課題でした。
(注:シミュレータは近畿安全衛生技術センターの挙動に合わせています)
- 時間の制約: 業務時間内には実機を止められないため、定時後や休日に先輩社員の予定を押さえて練習する必要があり、調整が大変でした。
- 準備の手間: 練習のたびに塩ビパイプ等でコースを作り、終わったら撤去する必要があり面倒でした。
- 安全面: 練習中に設備に接触させてしまうなどのリスクがありました。
- 合格率: 平均受験回数が2.29回と、合格率があまり良くありませんでした。
他に検討していた解決策はありましたか。
外部の1日教習や登録教習機関への通学も検討しましたが、日程調整や期間などの面で課題がありました。レンタルを決めた理由はなんですか。
- 24時間利用可能:必要に応じ土日や早朝・夜間でも、時間を気にせず一人で練習できる点。
- デモ機の柔軟性:金曜設置・月曜撤収などの対応で、土日を有効活用できた点。
(注:設置日、撤収日はレンタル日数として数えません。5営業日レンタルの場合、金曜に設置し翌々週の月曜に撤収が可能なため、土日が2回含まれることになります)
- コストパフォーマンス: 多人数を登録教習機関に通わせるより安価である点。
- 試験仕様: 普段社内では行わない、運転席での操作の練習ができる点。
当シミュレータのレンタルにあたって、主な懸念は何でしたか。
上層部からは「実機と操作感が違うのではないか?」という懸念の声がありましたが、実際に使用して合格率が上がったことで必要性が認識されました。 使ったことのない人は懐疑的ですが、触った人は「あったほうがいい」と言いますね。当シミュレータを現在どのようにお使いですか。
基本的に年に1,2度 受験する実技試験直前に一週間のレンタルをしており、今回は3回目です。 私が事務局として予約管理を行っており、「実技試験日が決まっている人」 > 「学科合格者」 > 「学科勉強中の人」の順で優先順位をつけて予約させています。 従来は1時間を1枠としてひとり1枠にしていましたが、最近は、予約に空きがあれば試験直前の人は1日に2枠も許可しています。今回のレンタルで、何名の方がこのシミュレータを使って訓練されましたか。
今回は対象者が23名いましたが、実際に予約して使用したのは15〜16名程度です。訓練される方1人当たりどれくらいの日数をこのシミュレータに使用していますか。
人によりますが、多い人は設置期間中、設置日や撤収日を含め毎日(計7回)練習しています。訓練される方がこのシミュレータを使うときには常にそばにおられますか。
いいえ、つきっきりではありません。 時々様子を見に行き、地切り後停止のタイミングや安全確認等のアドバイスをする程度です。 操作方法は、以前シミュレータを使って合格した先輩に聞くように指導しています。最もよく使うコースはどれですか。
試験コースのみを使用しています。今までのレンタル中に何かエピソードはありますか。
若い社員だけでなく年配にも有効なようで、前回のレンタルの際にこれで練習して合格した53,54歳の社員がおりまして、「シミュレータめちゃめちゃいいですわ!」と感動してましたね。導入後、どのような効果がありましたか。
- 合格率の向上
導入前は実技試験受験回数が平均2.29回でしたが、導入後は1.45回になりました。従来2,3回で受かっていたのが、現在は初回でも受かる社員がでてきました。 - 業務時間内の練習
実機と違い、業務の合間や日中に練習できるようになりました。 - 安全性
実機と違ってシミュレータでは安全面での心配がなくなりました。
機能の改良や追加してほしいと思う点はありますか。
- 操作台の高さ調整
試験会場では立ち操作が多いので、座り・立ちの調整ができると良いです。
(注:レンタル機は全国共通仕様のため操作台が低めだが、近畿安全衛生技術センターは操作台が高い)
- 減点箇所の表示 実技試験中にどこが悪かったのかが具体的に分かるフィードバック機能が欲しいです。
- 体感 走行ブレーキ時の運転室の振動などが再現されると、より実機に近づくと思います。
