クレーン運転士免許の取得
クレーン関連資格の種類
クレーン関連の資格は大きく3つに分けられます。
資格取得者の比率で最も多いのは固定式のうちクレーン運転士(クレーン・デリック運転士[クレーン限定])で全体の3/4を占めます。
※令和元年度 学科試験合格者より
固定式
原則 固定状態で使われるクレーン。移動するものでも公道を移動できなければこれに分類される。
● クレーン・デリック運転士(クレーン限定)
● クレーン・デリック運転士(限定無し)
● クレーン・デリック運転士(床上運転式クレーン限定)
● クレーン・デリック運転士(限定無し)
● クレーン・デリック運転士(床上運転式クレーン限定)
移動式
公道を走れる車両に付属したクレーン。クレーン車。
● 移動式クレーン運転士
揚貨装置
船舶に付属したクレーン。
● 揚貨装置運転士
試験の流れ
<受験料> 学科:6,800円 実技:11,100円
合図試験
実技試験前に合図試験があります。試験官が目の前で笛と手の仕草で5種類の合図を実演し、それぞれの内容を表から選択し記入する形式です。
参考:日本クレーン協会「クレーンの運転のための合図」
クレーン、玉掛け関連の免許所持者、教習・技能講習修了者は免除されます。
試験の合格率
クレーン運転士の学科試験の合格率は6割前後、実技試験の合格率は5割弱です。
実技試験には免除制度があり、都道府県の登録教習機関で教習を受けることで免許を取得することもできます。
実技のみの教習の場合、約一週間の受講が必要です。
通学が困難な方向けに、宿泊施設を併設する教習機関もあります。
<実技教習受講費用> 11~13万円